大切な人への特別な贈り物に。フラワーギフトの種類と選び方

目次

フラワーギフトが人気の理由

鮮やかで美しい色合い、香りによる癒やし効果、お花をもらって嫌な気分になる人はいないと思います。
お誕生日に、お祝いに、お悔やみに、、、
お花は気持ちを伝えるメッセンジャーとなって、大切な人のもとへ届けられます。



お花をプレゼントされると、相手が自分をイメージして、どんなお花がいいかと一生懸命お花を選んでくれたその気持が嬉しくて、綺麗なお花の色や香りにより一層癒やされます。

可憐なその花姿はもちろんの事、人が人を思い大切に気持ちをこめて贈る贈り物がフラワーギフトだから、人気があるのだと思います。

また、フラワーギフトは贈る相手の家やオフィスに届けることができ、場所を選ばずに贈ることができます。
そして、その種類も様々にあり、花束やアレンジメント、鉢物やプリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワーやドライフラワーなど、多彩な選択肢があるため、贈る相手に合わせて選ぶことができます。

生花

フラワーギフトの種類

フラワーギフトには、様々の種類の物があります。
体表的なもととして、花束・アレンジメント・観葉植物などの鉢物・プリザーブドフラワー・ドライフラワー・アーテフィシャルフラワー(造花)等が挙げれます。

フラワーギフト

花束

花束とは、花や葉、枝などをそのまま束ねたもので、お祝いや贈り物、またはインテリアとして用いられることが多いです。
花束は特定の場面や目的に合わせてデザインされ、それぞれの花や色、形、サイズなどが考慮されています。また、季節や場所によっても異なる花束のスタイルが存在します。

花束はお花がお好きで、ご自身でいろいろな場所に分けて飾って楽しむのがお好きな方にピッタリのスタイルです。
逆にデメリットとしては、頂いてもすぐに飾れなかったり、ご多忙でお花を楽しみながら飾る時間の無い方には、不向きなスタイルと言えます。

花束

フラワーアレンジメント

フラワーアレンジメントとは、花材を切り揃え、吸水性スポンジ等を用いて、器や花瓶に生けたり、フレームやボックスにアレンジしたりして、美しくデザインすることを指します。
花材の種類や色、形状、サイズ、花器やコンテナの形や素材、そしてその配置や構成などを工夫することで、花材が持つ美しさや香り、季節感、そしてその空間に調和するような美しさを表現することができます。また、生け方によっては花材の花言葉やイメージ、あるいは贈り物としてのメッセージを表現することもできます。フラワーアレンジメントは、家庭のインテリアやイベント、ウェディングや葬儀、そしてビジネスシーンなど幅広い場面で利用されています。

頂いてそのまま飾ることができるので、多忙な方やお見舞いなど、相手の方に手間を掛けない贈り方ができます。
陶器の花器や、少し変わったデザインの花器などをチョイスすると、お花が終わった後もインテイアになります。

デメリットとしては、頂いた方が分けて色々な所に飾る事ができないと言う面でしょうか。

アレンジメント

鉢物 (観葉植物・多肉植物・花鉢)

季節の花や観葉植物などを贈るフラワーギフトも人気です。
花束やアレンジメントとは異なり、花が長く楽しめることが特徴です。また、水やりや手入れが必要なため、贈られた相手が自宅などで育てることができるという楽しみもあります。鉢物のフラワーギフトは、お祝いやお見舞い、お中元やお歳暮などの贈り物にも適しています。また、観葉植物などの緑のあるインテリアとしても人気があります。

近年、特に人気なのが多肉植物の寄せ植えです。多肉植物は乾燥に強く、比較的丈夫な植物とされています。また、環境に適応しやすいため、長期間育てることができ、長く愛される植物で、ユニークな形や色合いを持ったものが多くあり、愛らしく個性的な見た目が人気の理由の一つです。また、コンパクトで小さなサイズのものが多く、インテリアのアクセントとしても使いやすい点も魅力的です。

また、胡蝶蘭やあじさい、シクラメンなど、お花を楽しむ鉢物も人気です。
開店・開業・新築などの各種お祝いや、季節のギフトには花の美しさに加え、長期間楽しめる点にあります。鉢植えは、切り花とは異なり、根付きや成長を楽しむことができます。また、鉢植えは花だけでなく、緑の葉や茎があるため、観葉植物としても楽しめます。さらに、花の季節が終わっても、緑だけの植物として長く愛されることができるため、贈り物としても人気があります。加えて、育てるのが比較的簡単で、初心者でも手軽に楽しめるという点も人気の理由と言えます。

デメリットとしては、お見舞いに用いる事は、根がつくとされてタブーとされています。
しかしながら、贈る方が望まれる場合があり(多肉植物などは、手がかからず退院後も楽しむ事ができる)迷信的な言い伝えを気にされない方も増えているようです。

コチョウラン

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーとは、お花を特殊な加工液に浸して花を鮮度を保ったまま保存できる加工技術で、長い間枯れない加工をされた生花の事です。そのため、長期間美しい花を楽しむことができ、花束やアレンジメントとして贈り物に最適なアイテムとして人気を集めています。

代表的なお花の種類はバラで、大きさや品種、色合いも、とても多く販売されています。
他にも、カーネーション、カサブランカ、あじさい、ひまわり、ガーベラ、かすみ草、ラナンキュラス、フリージア、オーキッド、チューリップ等があります。
頂いたお花を加工してくれるサービスもあり、ブーケやプロポースのお花など、特別なお花を残したいと思われる方に人気です。
長く飾れる事から、そのままで飾るとどうしてもホコリが付くため、ケースに入れてかざったり、ガラスやプラスチックの容器で密封した飾り方が人気です。

また、ブライダルブーケの需要も高く、生花でブーケを作りと、前撮りと本番用などを用意しないといけませんが、プリザーブドフラワーブーケは一つ用意すれば、前撮り、本番、そのまま記念に保存して飾る事が可能です。

ドライフラワー

ドライフラワーはお花の水分を抜いて乾燥させたもので、その独特の風合いから、プリザーブドフラワーとは違った雰囲気が人気のお花です。
近年では、様々な種類のドライフラワーが販売されており、また、色合いもカラフルな物も多くなってきました。
頂いたお花をご自身で乾燥して楽しまれる方も多く、ひと昔前までの、お花のミイラと忌み嫌う方々も少なくなってきた印象があります。
シリカゲル等を用いて、生花がもつ色を発色良く残す技術も高くなり、レジンに投入したり、ガラスに密封したりして長い間楽しむ事ができるお花です。

アーティフィシャルフラワー (造花)

アーティフィシャルフラワー・フェイクグリーンは、とてもリアルで洒落なものが多くなりました。
一見すると造花とは思えない程。
フェイクグリーンの鉢物は花器や鉢カバーに拘ったり、茎の造作の美しい物を選ぶなど、器に合わせたり、季節やイベントに合わせて変えることもでき、インテリアとしても人気がありますので、贈り物としても喜ばれています。
また、天然の花には、花粉や匂いなどが含まれており、アレルギーを持つ人には問題がある場合がありますが、アーティフィシャルフラワーにはその心配がありません。
花束やアレンジメントでも楽しめるフラワーギフトです。

まとめ


フラワーギフトを贈る際には、相手の好みや性別、年齢、贈る場面に合わせて選び、質の高いフラワーギフトを選び、相手のスケジュールに合わせて送り、メッセージカードを添えることが大切です。また、お店の方には、ある程度こちらの希望や相手の状況をお伝えし、丁寧に対応してくださるお店を選びましょう

  • 相手の好みや性別、年齢、贈る場面に合わせてフラワーギフトを選ぼう。
  • 質の高いフラワーギフトを選び、相手のスケジュールに合わせて送ろう。
  • 信頼できるお店を選ぼう。

フラワーギフトは、特別な日や記念日には欠かせない贈り物です。しかし、相手に喜んでもらえるフラワーギフトを選ぶには、まずは相手の好みや性別、年齢、贈る場面に合わせて選ぶことが大切です。また、フラワーギフトの品質にも注目しましょう。長く楽しめるような質の高いものを選び、相手のスケジュールに合わせて送ることで、より喜んでもらえることでしょう。

そして、フラワーギフトにはメッセージカードを添えることがおすすめです。感謝の気持ちやお祝いの言葉、思い出話など、メッセージカードに書かれた言葉が相手に届くことで、贈り物の印象がより深くなります。

最後に、。信頼できるお店を選び、配送日時にも十分に注意して、安心して贈り物を送りましょう。

フラワーギフトを贈る際には、相手のことを思いやり、選び、贈ることが大切です。上記のポイントを押さえて、素敵なフラワーギフトを贈ってみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

これまで30年以上お花屋をやっておりましたが、10年前に閉店し今は第二の人生を謳歌中。これまで培ってきた経験からお花に関する情報を掲載しています。写真を撮ったり、WEBサイトを制作したりするのが大好きです。

フラワー装飾一級技能士
Photoshop・Illustrator・Webクリエイター 各エキスパート1級
介護福祉士

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