花をプレゼントする時に、知っておきたい5つのポイント

お花を贈ろうと思う時は、どんな時でしょうか

誕生日の贈り物、結婚記念日、開店のお祝い、クリスマスや母の日などのイベントの時、退職祝いや卒業時などのお礼や感謝の心を込めた贈り物、お葬式やお供えのお花…etc いずれの時も、相手の方の事を思い、喜んでもらうために ご自分の気持ちを込めて贈るものですね。

この気持ちが伝わらなければ、残念な事に喜んで頂くどころか がっかりさせたり、ひどい時は怒らせてしまう事も…

TPOに合わせて花を選ぶ

失敗しない花贈りの為の5つのポイント

  1. いつ
  2. どこで
  3. だれに
  4. 何のために(どのような)
  5. どのようにして贈るか

を考慮して相手の為に何が一番よいのかを導き出す事です。ひとつずつ順を追って見てみましょう

「いつ」

「いつ」は お花を届ける日の事ですが、

お花屋さんへ依頼してお花の手配をして欲しい場合、 お花屋さんへの依頼は、希望日の2週間前から遅くても1週間前までには頼むようにしましょう。

特に生花の贈り物の場合は、注文を受けたお花屋さんはより新鮮で 注文に合ったお花を仕入れる為に、仕入日の予定を組んだり、 一番いいお花の状態でお届け出来る努力をします。 いきなり、当日に「今から届けて」とお願いする場合よりも数段、気を使った贈り方が出来ます。

また、時間の指定がある場合も注意が必要で この時間の配達が可能かどうか また、近い時間が無理の場合は 早めに預けられるかなど、時間の打ち合わせも 綿密に確認します。

また、結婚や成人式、敬老の日などイベント時のお祝いの場合、 当日は避けて、前日までに贈る方がいいでしょう。

当日はほとんどの場合は本人様は留守になるので 生花の場合は、不在の為にお届けが出来ず、 お花が痛んでしまう怖れがあります。 相手の方が旅行などで長い留守をする場合もあり、場合によっては相手の方の都合を聞いておき、またはお花が届く旨を事前に連絡しておく事が必要な事もあります。

サプライズな贈り物を考えていて 事前連絡はせず、いきなり届けたいと思われる場合は 生花は避けるべきかもしれません。

鉢物やプリザーブドフラワーなら、 不在の為に当日お届けできなくても 心配する必要がないのでおすすめです。

「どこで」

「どこで」は お花を届ける場所ですが、

ご自宅以外の会場やお店などの指定場所へ贈る場合は その時でなければ意味がないので、 届けてもらうお花屋さんへの確認はもちろん 、早めに届いた場合に預かって頂く事が可能かどうかも 会場の方や担当者へ確認して、お花が届くので預かっておいて欲しい旨のお願いをしておく事が必要です。

また、お花屋さんへ一度頼んだら頼みっぱなしではなく 当日の2〜3時間前に確認の意味も込めて 「本日お願いしている●●ですが、本日●時までのお届けを どうぞよろしくお願いします。」などと お花屋さんへごあいさつの再連絡を入れておくと安心ですね。

また、自宅以外でお花を渡す場合に考えておかなければならないのが その後の花をどうするかと言う事。

大きな花束は、渡した瞬間には、驚きや感嘆の声があがりますが その後、食事をしたり、映画を見たりなど その場から移動する場合は、とても荷物になります。 電車、バスを使う場合は、込んでいるとお花が潰される事もあります。 自分の車での移動なら問題ない場合も、長い時間水につけられないと お花がしおれたり、痛む事もあります。 やっと、お家に持ち帰り、花瓶に飾ろうとしたら ほとんど、しおれていたなんて悲しいですので、 そのような事も考慮して、

場合によっては大きな花束より、ブーケのようなきゅっとまとめた水あげのよい小さな花束や、可愛いアレンジにしたり、お水の事を気にしなくてもよいプリザーブドフラワーにしたりなど お花屋さんへ相談してアドバイスしてもらうといいと思います。

「だれに」

「だれに」は お花を贈る相手の方ですが、

贈る相手の性別、年齢、個人宛か法人宛かによって お花の好みやチョイスする花が変わってきます。 あくまでも、これまでの私見ですが、年代別のお好みの色としては

・1〜10歳:男の子  黄色・水色・グリーン

・1〜10歳:女の子  ピンク・オレンジ・水色

・10代〜30代:男性  黄色・オレンジ・ブルー・白

・10代〜30代:女性 ピンク・白・クリーム・ミントグリーン・ブルー・茶・淡い色・渋い色・落ち着いた色

・40代〜50代:男性  赤・黄色 はっきりした色

・40代〜50代:女性  赤・ピンク・紫

・高齢層:赤・ローズ・オレンジ・紫 派手な色

このようになる傾向があるような気がします。

つまり、贈る人と贈られる人の好みのギャップが生まれるのです。

よくあるパターンで 男性が女性へお花を贈る場合、 来店された男性の多くが 「赤いバラを花束にして」といきなり言われます。 花屋の立場のこちらとしては 贈り先の方が女性なのか、用途は何なのか、いつ贈るのか… いろいろな場合で、お薦め出来るお花が違うので お聞きしたいのですが、何もおっしゃられない時は しかたなく「赤いバラを花束に」しますが

実際、女性のほとんどは赤いバラでなく ピンクや白、可愛いオレンジなどの花束の方がお好きです。 …と、言うか、春ならばチューリップやスイトピー、ガーベラなど バラ以外のお花が好きな方も多いのです。

花屋さんは出来るだけ贈られた方が喜びそうな提案をします。 めんどくさい、恥ずかしいと思わずに 出来るだけくわしい情報を与えてあげて下さい。

「何のために」

「何のために」は用途ですが、

この用途は、お祝いなのかお見舞いなのか、お悔やみなのかなど 花の形態をきめる上で、大切ですので 贈り方のマナーも考慮して選ぶ必要があります。 例えば、同じ退職祝いのお花でも、定年退職の方に贈るのか 若い方に贈るのかで、選ぶお花の種類や色もまったく変わる場合もあるのです。

「どのようにして贈るか」

「どのようにして贈るか」は届ける方法ですが

ご自分で花屋さんに取りに行く場合は何時頃の来店と 時間をはっきり伝えておきましょう。

(時間に合わせて一番良い状態で準備してもらえます。)

また、花屋さんに届けてもらう場合、 そこの花屋さんが自店で配達できるエリアであれば 自分の選んだそのもののお花が届きますが お届け先が遠方の場合は、花キューピットやフラワーシップ、JFNなどの生花配達協会などの機関を通した場合はご自分が頼んだ加盟店を通して、近くの加盟店の花屋さんが届ける場合もあります。 この場合は、実際のお花を見て選ぶと言う事が出来ないので 頼み方に注意が必要です。

※この仕組みは別ページで詳しくご案内します。

また、ネット通販の場合は宅配便が届ける事になります。

ほとんどの宅配会社は時間が可能ですので 時間を指定しておくとよいですね。

ただし、天候状態や、交通障害などの やむおえない事情で配達ができない場合もおこります。 これはどうしようもない事故的な事ですので そのような場合は、 必ず、宅配会社と荷物番号を注文店へ尋ねておき サービスセンターや営業所へ連絡を取るようにしましょう。

これらのTPOに合わせた条件を考慮した結果、 一番良い花贈りの形が出来上がります。

この記事を書いた人

これまで30年以上お花屋をやっておりましたが、10年前に閉店し今は第二の人生を謳歌中。これまで培ってきた経験からお花に関する情報を掲載しています。写真を撮ったり、WEBサイトを制作したりするのが大好きです。

フラワー装飾一級技能士
Photoshop・Illustrator・Webクリエイター 各エキスパート1級
介護福祉士

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