車型の父の精霊船
2012年8月15日は長崎精霊流しの日でした。
昨年亡くなった父を弔うため
孫たち(私にとっては甥姪)と一緒に
父の生前の愛車を型取った「ジィジ号」を作る事に。
お花の生産者から、生花店を始め
長年、お花に携わってきた父に似合う精霊船は
船の形ではなく、やはり、車。
それもお花を沢山積んだボロボロのジィジ号(写真:一番左の車)
さだまさしさんの歌で有名な精霊流しですが
歌のイメージとはまったく違い
大量の爆竹の音と喧騒が、ともするとお祭り騒ぎのようで
生前の父は、この行事が好きではありませんでしたが
ジィジ思いの孫達の、たっての希望で
父の精霊流しを出すことに。
本番日の直前から取り掛かったため
徹夜続きの突貫作業となりました。
途中色んなアクシデントもありましたが
皆、きびしい主人の指導にも弱音もはかず、
根気のいる作業に没頭し、とても可愛いジィジ号が出来上がりました。
衣装から、印灯籠まですべてが手作りで、
ふつ~とは違っていましたので
一般的な、精霊船が集まる流し場ではとても目立っていて
見物者の方達からも、可愛いと声を掛けて頂いたり
写真を撮らせて下さいと言われたりと
少しだけ誇らしくもあり、
父も喜んでくれているものと嬉しくもあり
関わってくれた皆さんに感謝感謝の日でした。

車庫にはまだ父の車が
廃車もせずに眠っています。
いつか、この車ともお別れしなければならない日が来るでしょう
前はとても寂しくて出来ないと思っていましたが
父がこの愛車で西方浄土へ旅立ったと思うと
それも乗り越えられそうです。
ジィジ、ありがとう
どうぞ 皆を見守っていて下さいね
製作風景をプロジェクトX風に動画にまとめました^^
表示までに時間が掛かる事があります、ごめんなさい。
また、BGMがかかります。(音が出ます)
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